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物語

山奥の田舎町。
やがて廃校となる神楽町の学校で過ごす最後の夏,
主人公は仲間と一緒に妖怪探しに精を出していた。




菊見正樹少年はごく普通のガキ大将(文系)高校生。
近頃は、幼馴染と後輩と同級生を引き連れて夜の学校に侵入して七不思議を探す毎日。
なんの前触れもなく世界の在り方、常識の意義について語りだす正樹少年は
真面目に話を聞こうとしない小春に打撃を加えながら不満と鬱憤を吐露する。


「つまり、花子さんが男子トイレにいることが不満なんですか」 by小春  


「そうなんだよ!」 by正樹        


探せば当たり前のように顔を見せる無数の妖怪たち。

 

始まるのは一夏のふれあい、舞台は神楽町。 

彼と、彼を取り巻く人々と、人でないものの物語。